期待を下げろと言ったわけじゃないぞ!モウリーニョが怒る

『Sky』など各メディアは17日、「マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、前日の発言について話した」と報じた。

16日に臨時の記者会見を開き、そこで12分間に渡っての発言を行ったモウリーニョ監督。

CLでセビージャに敗れたことは「遺産」の結果であるとして、この数年ユナイテッドが好成績をあげられていないことを強調していた。

メディアでは、これは「ファンに期待を下げろと言っているようだ」と伝えられていた。

しかしモウリーニョ監督はこれについて以下のように話し、むしろ高い期待を持って欲しいと反論したとのこと。

ジョゼ・モウリーニョ 「君たちは、セビージャには私のチームですぐプレーできる選手はいないと思っているのか?

まあ、私はその名前を挙げることはできない。もしそうしたら、彼らのエージェントが幸せのあまり飛び上がるだろうからね。

セビージャには、私のチームでプレーできるであろう多くの選手がいる。

そしてファンは、人々が書いたものを読む。人々が言ったことを聞く。

人々が書いたもの、人々が言ったことには、多くの考え方がある。

私はそのような人々のことを、理想主義者だ、馬鹿だと呼んだものだ。両方共あり得る。

自分の人生の辞書には、『人々はイデオロギーに凝り固まった人の話も聞くし、バカの話も聞く』と書かれている」

(昨日の話は、ユナイテッドに対する期待を下げろという意味か?)

「ファンは悲しまなければならない。負けたことに。

そして選手たちは、このレベルの期待、このレベルのプレッシャーに対処する方法を学ばなければならない。

彼らは生き残らなければならない。生き残れば、強くなる。

簡単な人生を送っていれば、そこではファンに悲しまれることもなく、プレッシャーもなく、批評もないが、良くはない。

もし最高のメンタリティを持った本当のトップチームを作りたいのなら、成長しなければならない。

私は、ファンに期待を下げてほしいとは思っていない。

ファンには高い期待を持っていて欲しい。なぜなら、私が選手に高い期待を持っていたいからだ」

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