長崎で桜開花 昨年より13日早く 統計開始以来、3番目の早さ

 長崎地方気象台は17日、長崎市で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年より7日、昨年より13日早い。
 同市南山手町の同気象台敷地内にある標本木の花が5、6輪咲くと「開花」となる。8割以上咲くと「満開」とされ、3月下旬ごろになる見込み。
 日本気象協会九州支社によると、1953年の統計開始以来、3番目に早い開花。九州では16日に宮崎市、17日に鹿児島、長崎、熊本各市で確認されたという。
 長崎市内は同日の日中、穏やかな晴れの天気となった。同市松山町の爆心地公園では桜のつぼみがほころび始める中、散歩する家族連れなどの姿が見られた。同市の谷崎かつえさん(94)と娘の森内由民子さん(67)は「満開になるのが楽しみ」と笑顔で話した。

つぼみがほころび始めた桜=長崎市、爆心地公園

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