特別なひとときを楽しむ 「長崎スイーツ満喫電車」 

 貸し切った路面電車の車内でスイーツを堪能するイベント「長崎スイーツ満喫電車」が17日、長崎市内であった。約20人の参加者は普段と異なる雰囲気の中、市内を移動し、特別なひとときを楽しんだ。
 長崎国際観光コンベンション協会が、観光客の滞在時間の延長と消費拡大につながる観光商品をつくろうと試験的に実施。20日もある。
 内装が華やかな路面電車「みなと」を使用。中央にテーブルが置かれた車内で、参加者はカステラやビワゼリーなど長崎にちなんだお菓子を味わっていた。
 コースは長崎駅前を出発し、蛍茶屋、正覚寺下を巡る約1時間のコース。途中、休憩時間もあり、「みなと」を撮影する人の姿も多く見られた。西彼時津町の会社員、森下奈美さん(26)は「普段は車内で写真を撮れないけれど、今日は思う存分、写真を撮れた」と笑顔。長崎市城栄町の会社員、本多聡美さん(47)は「あっという間の1時間。隣の席の人と話せる雰囲気も良かった」と満足した様子だった。

内装華やかな「みなと」でスイーツを堪能する参加者=長崎市内

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