長崎総合(そうごう)科学大付属(ふぞく)高(長崎市)を卒業し、Jリーガーとして歩き始めた安藤瑞季(あんどうみずき)選手に話を聞きました。
三つちがいの兄が先に長崎総合科学大付属高でサッカーをしていたこともあり、自分を成長させたいという思いから、生まれ育った大分県をはなれて長崎に来ました。高校で年代別の日本代表に選ばれるようになり、この一年は海外遠征(えんせい)で学校に行けない日もありました。でも高校で出会った友人はずっとつながっていく仲だし、たがいに負けられないと感じています。
中学のころから漠然(ばくぜん)とプロになりたいと思っていました。その大きな夢(ゆめ)に向かって、小さな目標を設定(せってい)して逆算(ぎゃくさん)していくのが好きです。高校に入る時の目標は「九州で一番のストライカーになること」でした。しかし、それを大きく上回る「高校No.1ストライカー」と言ってもらえたのは、うれしい誤算(ごさん)でした。
メクルの読者に伝えたいのは「夢は近いようで遠い」ということ。ライバルのすごさを感じて、今のレベルじゃダメだと思ったときは「遠いな」と感じるけれど、あきらめたら夢はかなわない。自分が近づこうとしないかぎり、近づいてきてはくれないと思っています。
セレッソ大阪所属(おおさかしょぞく)となり、今はレギュラーへの道が遠い時期だけれど、V・ファーレン長崎と対戦するときは、自分も試合に出たい。いつかヨーロッパでプレーすることを目標に、まずは試合に出て結果を残したいです。
◎プロフィル
1999年7月19日生まれ。大分県出身。U-19日本代表、ポジションはFW(フォワード)。苦手科目は英語だが、コミュニケーションをとるのは得意で、外国人選手と積極的に話して勉強中。175センチ、75キロ。趣味(しゅみ)はロードバイク。18歳(さい)。