大村・木場スマートIC開通 長崎県内初ETC専用

 長崎自動車道の木場パーキングエリア(長崎県大村市木場1丁目)に、自動料金収受システム(ETC)専用の木場スマートインターチェンジ(IC)が18日、開通した。スマートIC設置は県内で初めて。
 県と大村市、西日本高速道路が大村-諫早間の木場パーキングエリアに設置。上り線、下り線双方から利用できる。県央地区唯一の3次救急医療施設の国立病院機構長崎医療センターに近く、諫早IC地点から同センターまでの所要時間は8分となり、国道34号経由に比べて24分、大村IC経由に比べて10分短縮する。総事業費は約34億円。
 スマートICの整備効果は、長崎医療センターへの救急搬送や医師同乗救急自動車EMTAC(エムタック)出動の迅速化のほか、大村市役所やボートレース大村へのアクセス向上、国道34号の渋滞緩和などが期待される。
 大村ボートレース場(玖島1丁目)であった開通式には地元選出国会議員や県議、市議ら約90人が出席。園田裕史市長は「整備効果を最大限に生かしてオンリーワンのまちづくりを進めたい」とあいさつ。式典後、現地で関係者らがテープカットをして開通を祝った。

木場スマートICの開通を祝う関係者たち=大村市木場1丁目

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