財政、病院…課題山積の逗子市議選

 任期満了に伴う逗子市議選が18日告示され、7日間の選挙戦に突入した。1減となった17議席に現職16、元職1、新人6の計23人が立候補し、定数を6上回る混戦の様相だ。候補者は財政対策や総合的病院整備などで主張を繰り広げ、支持を呼び掛けた。

  市内中心部のJR逗子駅前には複数の陣営ののぼり旗がはためき、選挙カーが代わる代わる乗り入れた。国会議員や地方議員が応援に駆け付け、候補者たちは街頭演説を行った。

 昨年発覚した財政難で、市は市民サービスの縮小などを盛り込んだ財政対策プログラムを進めている。女性候補は「図書館やプールの閉館時間が繰り上げられた。貯金を減らしながらの市政運営は理解できない。しっかりチェックしていく」と訴えた。

 市が整備を目指す総合的病院は、過去に計画頓挫が続き、今回が4度目の挑戦。男性候補は「多くの市民が安心して暮らせるために絶対に必要。実現のために皆さんの力を貸してほしい」と力を込めた。

© 株式会社神奈川新聞社