JMU、掃海艦「ひらど」を防衛省へ引渡し

 造船大手のジャパン・マリンユナイテッド(JMU、社長・三島愼次郎氏)と防衛省は16日、横浜事業所鶴見工場で掃海艦「ひらど」の引渡式および自衛艦旗授与式を行った。

 JMUからは三島社長や4月に社長へ昇格する千葉光太郎常務執行役員、艦船事業本部長の加藤隆専務、次期艦船事業本部長の梶原正也常務執行役員、永澤映二横浜事業所長が出席。小野寺五典防衛大臣から三島社長へ受領書が手渡された。

 ひらどは「あわじ型掃海艦」の2番艦で、鶴見工場の成型技術を駆使し耐久性に優れたFRP(繊維強化プラスチック)複合材料を採用している。防衛省の今年度予算では3番艦の建造が決まり、JMUへ発注がなされている。

 式には約200人が参加。JMUの大株主であるJFEホールディングスやIHIからも関係者が招かれ、JFEスチール鋼管センター長の浜野晃彦専務執行役員が参列した。

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