ロバーツ監督が開幕ローテを発表 前田は第3戦に先発へ

日本時間3月19日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はレギュラーシーズンに臨む自軍の先発ローテーションを発表した。開幕投手はすでに発表されていた通り、大黒柱のクレイトン・カーショウ。第2戦以降はアレックス・ウッド、前田健太、リッチ・ヒル、柳賢振の順で先発することになった。

明日30歳の誕生日を迎えるカーショウは、開幕戦に向けて順調な仕上がりを見せている。日本時間3月19日に行われたパドレスとのオープン戦に先発し、5イニングを投げて被安打5、奪三振8、無四球、無失点の快投。5回裏にはタイムリー二塁打を放ってこの試合チーム唯一の得点を叩き出し、文句なしの結果を残してオープン戦5度目の先発登板を終えた。球速はまだ90マイル台前半に留まっているものの、オープン戦5試合に登板して防御率0.00という数字は調整が順調に進んでいる証拠。なお、カーショウは日本時間3月24日のロイヤルズ戦に先発したあと、日本時間3月30日のジャイアンツとの開幕戦を迎える予定となっている。

カーショウのあとには昨季16勝の左腕ウッドが続き、先発ローテーションを形成する5投手で唯一の右腕となる前田は日本時間4月1日の開幕第3戦(対ジャイアンツ)に先発することが決定した。オープン戦ではここまで3試合に先発して7回1/3を投げ、1勝0敗、防御率2.45、奪三振8、WHIP0.95と上々の成績をマーク。好左腕が揃う先発ローテーションにおけるアクセントとして、2年ぶりの規定投球回到達、そして3年連続の2ケタ勝利が最低ノルマとなるだろう。

前田に続く4番手のヒルは、オープン戦ここまで3試合に先発して防御率8.59と乱調。しかし、2年連続12勝をマークしている実績があり、38歳と経験も豊富で、開幕までにはしっかりコンディションを整えてくるはずだ。そして5番手は柳。こちらもオープン戦では2先発で防御率14.29と打ち込まれており、オープン戦の残り2先発で結果を残しておきたいところである。

各投手が実力を発揮できれば、先発ローテーションのクオリティはメジャー全体でもトップクラス。地区6連覇、そして30年ぶりのワールドシリーズ制覇に向けて視界は良好だ。

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