「小田原レモン」チューハイに 宝酒造が新商品 小田原市

加藤市長を表敬訪問

 小田原産レモンを使った宝酒造(本社/京都市)の地域限定チューハイ「寶クラフト小田原レモン」が、3月20日(火)に新発売される。神奈川県を中心に静岡県と山梨県の一部で販売。

 ご当地素材を使用した「クラフトチューハイ」を手掛ける宝酒造。小田原レモンは11商品目で、地域振興商品を開発する小田原柑橘倶楽部(石井久喜代表)との出会いが、商品化へのきっかけとなった。

 昨年10月、同社西関東支社の柴田栄晴副支社長が市内のスーパーで商談中に「神奈川産の商品があると良い」という話になった。そこで、「片浦レモンサイダー」や「お歳暮みかん」などさまざまな商品を展開してきた小田原柑橘倶楽部を紹介してもらいアプローチ。「生産者にメリットがあるように、果汁を高値で買ってもらい、地域に愛着を持ってほしい」という小田原柑橘倶楽部の思いとも一致し、50回ほど試作を重ね、このほど完成した。

 発売に先駆け3月9日、柴田さんと小田原柑橘倶楽部のメンバー、生産者、農協職員らは加藤憲一小田原市長を表敬訪問した。柴田さんは「小田原のレモンは糖度が高く酸味がまろやかなのが特徴。名物、あじフライとの相性を重視しました」と説明。生産者で片浦レモン研究会の立山芳治会長は、「こんなチューハイは初めて。これは売れる」と発売を喜んだ。

1本(330ミリリットル)250円

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