高知さくら満開 史上最も早い

きょう19日は全国的に平年を大幅に上回る暖かさとなり、高知で平年より11日、昨年より18日早くソメイヨシノが満開となった。ソメイヨシノの満開としては、統計がある1953年以降、全国で最も早い。これまでの記録は、同じく高知の3月21日(2010年)、東京の3月21日(2002年)。観測が廃止された地点を含めると、種子島の3月20日(1973年)となる。

 また、19日は松山、福岡、名古屋、岐阜、横浜からソメイヨシノ開花の便りが届いた。平年と比べて4日~1週間早く、松山、岐阜、名古屋では昨年と比べて10日前後早い開花となった。あす20日(火)は関東や東北を中心に、きょうより気温が大幅に下がる見込み。さくら前線の北上は足踏み状態となる可能性があるが、近畿や九州の一部で開花の発表があるかもしれない。21日(春分の日)は一段と寒くなる地域が多く、開花する地点はほとんどない見込み。西日本を中心に晴れ間が戻る23日(金)は、大分や大阪など、再び一日のうちに複数地点で開花の発表となりそうだ。
 
 なお、東京では25日(日)に満開となる予想だ。満開を迎える前のさくらは雨や風に強いため、こんや以降の雨ですぐに散ってしまうということはない見通し。

【さくら開花・満開の定義】
 開花日とは、標本木(観察する対象の木)で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日のことをいい、満開日とは、標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日のことをいう。

© 株式会社ウェザーマップ