長崎県五島市は19日、市のキャッチコピーとなる「ブランド・メッセージ」が、市民らの投票の結果、「わたしがわたしに還(かえ)る島」に決まったと発表した。4日まで約1カ月間、市内各地やインターネット上で三つのメッセージ候補の中から好きなものを選んでもらうよう促し、投票総数1909票のうち835票を集めた。今後、市民への周知を図り、島のPRに活用する。
メッセージ候補は市の企画に賛同したU・Iターン者の有志が研修や会議を重ねて考えた。他の二つの候補は「“あなたらしい”暮らし、あります」(571票)「島で、夢が、動き出す」(494票)。該当なし(9票)。高校生が「選挙応援部隊」となり投票を促す動画を制作するなどした。全投票者を世代別でみると10代が581票(約3割)で最多だった。
市役所で発表した野口市太郎市長は「若い世代の声が反映されたことは収穫。自分らしさを見つけられる島だと思うので、市民の方とも協力しながらアピールしていきたい」と述べた。
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