三川内焼豆皿デザインコンテスト 入賞者5人決定 絵付師が仕上げ披露

 三川内の「かわいい」をテーマに地域を盛り上げようと、みかわち観光ガイド協会(長崎県佐世保市、会長・中里智徳三川内陶磁器工業協同組合理事長)が募集した「三川内焼豆皿デザインコンテスト」の入賞者5人が決まり、デザインを元に絵付師が仕上げた豆皿が披露された。
 「みかわちかわいいプロジェクト」の一環で、昨年12月から今年1月にかけ募集。全国から126点の応募があった。
 表彰式は16日、三川内焼美術館(佐世保市三川内本町)で開かれ、入賞者5人のうち2人が出席。中里会長が豆皿5枚セットを贈った。
 西平あかねさん(49)=小島町=は「唐子からパンダを連想し、伝統をゆるく表現した。絵付師の技術できれいな豆皿に仕上がってうれしい」。海の生き物を描いた市立大久保小1年の橋本朋弥君(7)は「佐世保には自然がいっぱい。かわいい生き物を描いて自分がほしいと思う豆皿ができた」と笑顔で話した。
 絵付けをした窯元、陶房義窯の速見義徳さん(68)は「固定概念にとらわれないデザインが新鮮だった。雰囲気を壊さないよう筆さばきに苦労した」と話した。
 受賞者がデザインした豆皿は、三川内焼美術館と佐世保観光コンベンション協会(三浦町)に常時展示する。
 他の受賞者は次の通り。(敬称略) 小田麻奈充(佐世保市)、北村友莉(京都府)、須山恵美(神奈川県)

入賞者5人のデザインを元に絵付師が仕上げた豆皿

© 株式会社長崎新聞社