横浜市大教授に2カ月停職処分 学生4人にアカハラ

 横浜市立大学は19日、学生にアカデミックハラスメントをしたとして、国際総合科学部の50代の男性教授を停職2カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 市大によると、教授は2017年2〜8月、授業を受けていた女子学生4人に対し、能力を否定したり、具体的な説明や指導をせずに叱責(しっせき)したりするなどの発言を複数回した。学生らから同10月に被害申し立てを受けた大学ハラスメント防止委員会が調査し、アカデミックハラスメントと認定。教授に対しては、学生や同僚教員から過去にも同様の相談があった。教授は「教育上の指導だった」などと話している。

 市大では同8月にも同学部で別の男性教授がハラスメントで停職3カ月の懲戒処分を受けたほか、16年度にも医学部で2件が認定されており、今後は研修を充実させるなどして再発防止に努めるという。

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