ドジャースに大打撃 ターナーが死球で左手首を骨折

日本時間3月20日に行われたアスレチックスとのオープン戦でケンドール・グレイブマンの投球を左手首に受けたジャスティン・ターナー(ドジャース)が骨折していたことが明らかになった。ターナーは明日再検査を受け、そこで全治までの具体的なスケジュール等が判明する予定だという。

昨季はワールドシリーズ制覇にあと1勝届かず、今季は1988年以来30年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すシーズンとなるはずだったドジャースに大打撃だ。日本時間3月20日のアスレチックス戦、第1打席で左手首に死球を受けたターナーの骨折が判明。勝負強い打撃で打線の軸となっている正三塁手を欠いてレギュラーシーズン開幕を迎えることが確実となってしまった。

ファーハン・ザイディGMは「J.T.(ターナーの愛称)なしではベストチームになれないということは間違いない。他の選手たちはチームの戦力を維持するために、より良いプレイをする必要があるだろうね」と落胆した様子を隠さなかった。しかし、外部からの戦力補強はせず、現有戦力でターナーの穴埋めをする方針を明らかにしており、「このチャンスを生かせる選手がチームのなかにいる。ターナーの離脱が長くならないといいね」とターナーの早期復帰を願いつつ、現有戦力への信頼を口にした。

デーブ・ロバーツ監督はローガン・フォーサイスを二塁から三塁へ移し、二塁には右打者のエンリケ・ヘルナンデスと左打者のチェイス・アトリーをプラトーンで起用することを検討しているという。また、控え捕手のオースティン・バーンズも二塁を守る機会が増えるかもしれない。ロバーツは「J.T.が離脱するのは痛いよ。毎日頼りにしていた選手だからね。でも、ウチには他にもたくさんの優れた選手がいるんだ」と、ザイディ同様に現有戦力の奮起に期待を寄せた。

ターナーは「これが野球なんだ。できるだけ早く復帰できるように、どんなことでもやるつもりさ」と語り、早期復帰への意欲を見せた。ターナーが復帰するまでの間、ターナーの穴をしっかり埋められるか否かが、ドジャースにとって今季序盤戦の大きなポイントとなりそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.