開幕まであと10日 各球団の開幕投手をチェック

日本時間3月30日のレギュラーシーズン開幕まであと10日となった。オープン戦はすでに終盤に差し掛かっており、各球団の開幕投手も続々と決定している。ここではすでに決定している19球団の開幕投手の顔ぶれをチェックしてみよう。

今日までに開幕投手を公表しているのはア・リーグ7球団、ナ・リーグ12球団の合計19球団。今季初めて開幕投手を務める投手もいれば、もはや常連となった感のある投手もいる。まずはすでに開幕投手に内定している19人の顔ぶれを見てみよう。

ルイス・セベリーノ(ヤンキース:初)
クリス・アーチャー(レイズ:4年連続4度目)
ジェームス・シールズ(ホワイトソックス:3年ぶり8度目)
ジョーダン・ジマーマン(タイガース:初)
ダニー・ダフィー(ロイヤルズ:2年連続2度目)
ジャスティン・バーランダー(アストロズ:3年連続10度目)
コール・ハメルズ(レンジャーズ:2年ぶり4度目)
フリオ・テーラン(ブレーブス:5年連続5度目)
ホゼ・ウーレイナ(マーリンズ:初)
ノア・シンダーガード(メッツ:2年連続2度目)
アーロン・ノラ(フィリーズ:初)
マックス・シャーザー(ナショナルズ:2年ぶり3度目)
ジョン・レスター(カブス:2年連続7度目)
チェイス・アンダーソン(ブリュワーズ:初)
イバン・ノバ(パイレーツ:初)
カルロス・マルティネス(カージナルス:2年連続2度目)
クレイトン・カーショウ(ドジャース:8年連続8度目)
クレイトン・リチャード(パドレス:初)
マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ:5年連続5度目)

バーランダー、カーショウ、バムガーナーといった常連が順当に名を連ねている一方、ウーレイナやノラといったフレッシュな名前も並んでいる。ウーレイナはダン・ストレイリーとの争いを制して初の開幕投手に指名され、ノラは開幕投手決定後にジェイク・アリエタが加入したものの、ゲーブ・キャプラー監督は初志を貫いた。田中将大が所属するヤンキースはセベリーノ、ダルビッシュ有が所属するカブスはジョン・レスターが開幕投手に指名されており、今季は日本人投手が開幕投手を務めないことがほぼ確実となっている(大谷翔平のエンゼルスは未決定)。

残りのチームに目を向けてみると、レッドソックスはクリス・セール、ブルージェイズはJ.A.ハップ、インディアンスはコリー・クルーバー、ツインズはホゼ・ベリオス、エンゼルスはギャレット・リチャーズ、アスレチックスはケンドール・グレイブマン、ロッキーズはジョン・グレイが有力。オリオールズはディラン・バンディとケビン・ゴーズマン、マリナーズはフェリックス・ヘルナンデスとジェームス・パクストンの争いとなっており、レッズとダイヤモンドバックスの開幕投手争いは混沌としている。

すでに開幕戦までのスケジュールを逆算して調整に入っている投手もおり、レギュラーシーズン開幕が近付いていることを感じさせる。「先発投手にとって最大の栄誉」とも言われる開幕投手は監督・コーチ、そしてチームメイトからの信頼の証でもある。開幕投手を務める投手には、チームを勢いに乗せるような好投を期待したいところだ。

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