16福祉製品を認証 赤ちゃん型ロボやマットレス KIS

 産業と福祉の融合で新たな福祉機器や社会的価値を創造する「ウェルフェアイノベーションフォーラム」が20日、川崎市川崎区の川崎商工会議所ホールで開かれ、市独自の福祉製品認証制度「かわさき基準(KIS)」の認証式などが行われた。

 認証されたのは、トレンドマスター(中原区)が製造し、あやすと言葉を発し高齢者の認知症予防や癒やし効果が期待される赤ちゃん型コミュニケーションロボット「こんにちは赤ちゃん」(8640円)など16製品。このうち災害時などに患者などを寝たまま搬送できるマットレスなど2製品は、生活の質向上がより期待されるKISプレミアムに初めて認証された。

 福田紀彦市長は「認証も10回目を迎えたが、毎年毎年進化のスピードが速くなっている。産業の力で超高齢社会を乗り越えていこうというフィールドができている」と話した。会場ではシンポジウムや福祉製品の体験展示会も行われた。

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