今季ブレイクを果たしたACミランの若きストライカー、パトリック・クトローネ。所属クラブとの契約を間も無く延長することとなりそうだ。
1月に20歳の誕生日を迎えたクトローネはミランの下部組織出身で、昨年1月にトップチームへ昇格。同年5月に行われたボローニャ戦で途中出場を果たし、セリエAデビューを飾っていた。そしてプロ2年目となる今季は、開幕前に他クラブへのレンタル移籍話などが浮上したが、チームへ残留。すると、開幕スタメンを飾り、チームを勝利へ導く貴重なゴールも決めている。
その後、出場機会に苦しむ場面もあったが、成績不振により指揮官がヴィンチェンツォ・モンテッラ監督からジェンナーロ・ガットゥーゾ監督に代わると、再びチームの主力として活躍。コンスタントにゴールを奪って勝利に貢献しており、チームに勢いを取り戻させた。その結果、先日発表されたイタリア代表の招集メンバーにも初めて選出されている。
そんなクトローネに関心を寄せているクラブがいくつかあるようだが、この若きストライカー放出を避けるべく、ミランは倍以上の年俸アップ(40万ユーロ→110万ユーロ)と2023年までの新契約を準備。延長することですでに双方合意に至ったと、伊『sky SPORT』などが報じている。また、この新契約には買取条項は組み込まれていないという。