マリナーズ イチロー、カノーら故障者がスタメン復帰

マリナーズは日本時間3月22日のブリュワーズ戦で、故障により欠場が続いていたロビンソン・カノー、イチロー、アンドリュー・ロマインの3選手がスタメン復帰を果たした。明日には主砲のネルソン・クルーズも戦列に復帰する予定であり、レギュラーシーズン開幕に向けて役者が揃いつつある。

現在行われているブリュワーズ戦に、カノーは「3番・指名打者」、イチローは「9番・レフト」、ロマインは「2番・ショート」で先発出場。カノーは3回裏の第2打席で戦列復帰後の初安打を放っている。

カノーは左ハムストリング痛で9日間にわたって欠場していたが、指名打者として戦列復帰。明日のレンジャーズ戦では二塁の守備に就く予定となっており、右大腿四頭筋を痛めて8日間欠場しているクルーズが指名打者に入る見込みだ。

イチローは右ふくらはぎの張りにより戦列を離れていたが、オープン戦4度目の出場。内野のユーティリティの枠を争っているロマインは肩の故障により1週間ほど欠場していたが、遊撃手として戦列に戻ってきた。また、オフに手の手術を受けたライオン・ヒーリーも「4番・一塁」で元気にスタメン出場しており、どうやら開幕には間に合いそうな気配だ。

クルーズが戻ってくると主力野手がようやく全員揃うため、明日のマリナーズは開幕戦を想定したスタメンで戦う可能性が高い。「1番・センター」にディー・ゴードン、「2番・ショート」にジーン・セグーラが入り、中軸はカノー、クルーズ、カイル・シーガーというお馴染みの顔ぶれ。6番以降は一塁のヒーリー、ライトのミッチ・ハニガー、捕手のマイク・ズニーノが並び、イチローは「9番・レフト」が定位置となりそうだ。

中軸はリーグでも有数の破壊力と安定感を誇っており、新加入のゴードンがチャンスメーカーとして機能すれば、チームの得点数は急増するはず。下位打線にもヒーリー、ハニガー、ズニーノとパンチ力のある打者が並んでおり、9番に入るイチローがしっかり機能すれば、今季のマリナーズ打線は他球団にとって大きな脅威となるだろう。

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