「手裏剣打選手権大会」最年少出場の野口君が全国3位に 横浜市旭区

入賞者と並ぶ野口君(左・提供写真)

 三重県伊賀市の伊賀流忍者博物館で3月11日に「第9回伊賀流手裏剣打選手権大会」(主催・同博物館)の本選が開催され、上白根町在住の高校2年生で四季の森武道塾(上白根町)に通う野口晃希(こうき)君(忍者名・野猿佐助=今号「人物風土記」で紹介)が最年少で出場。3位に入賞した。

 同大会は昨年12月に全国7カ所で予選が行われ、240人が参加。本選には上位成績40位(タイ含む)の選抜が出場した。

 今回が出場4回目の野口君は、前々大会の第7回でも3位に入賞した実績を持つ。競技はステンレス製の手裏剣を、約6m離れた直径約30cmの的に向けて5回打ち合計点を競うもので、打つ前の所作も審査の対象となった。

 野口君は250点中、80点で3位に入ったものの、タイ成績で3人が並んだため、同点決勝戦を行うことに。結果、他2人が20点だったのに対し、野口君は同大会過去最高得点の190点を打ち出した。約100人の観客からは歓声が上がったという。

 大会を振り返り、野口君は「修行の成果もあり、緊張感を保ったまま的に集中できた。来年は優勝を目指したい」と意気込んだ。

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