レーサー鹿島、マツダの『グローバルMX-5カップ』フル参戦。10年ぶりに北米モータースポーツ挑戦

 レーシングドライバーとしてだけでなく、ラジオアナウンサーやプロデューサーなど多方面で活躍するレーサー鹿島が3月23~25日に開幕するグローバルMX-5カップにフル参戦する。

 これまでフォーミュラ・トヨタや全日本F3選手権、インディ・ライツなどに参戦しているレーサー鹿島。自身がメインパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組『Driver’s Meeting』は放送開始20周年を迎える長寿番組で、その声を耳にしたことのある方も多いはずだ。

 そんなレーサー鹿島がマツダMX-5(日本名:マツダ・ロードスター)のワンメイクレースであるグローバルMX-5カップの全12戦にフル参戦し、10年ぶりにアメリカン・モータースポーツへ挑戦することとなった。

 このグローバルMX-5は世界統一ルールのもと争われるワンメイクレース。北米シリーズのほか、日本シリーズにあたる『グローバルMX-5カップ・ジャパン』が開催されており、両シリーズのトップドライバーは世界一のMX-5使いを決める戦いへの切符を手にできる。

 レーサー鹿島は、日本シリーズではなく北米シリーズに参戦。2017年にポールポジションや表彰台を獲得している『コプランド・モータースポーツ』から戦いに身を投じる。

北米のグローバルMX-5カップに参戦するレーサー鹿島

 2001年にインディ500参戦を目指し渡米したレーサー鹿島は、「10年前に米国での挑戦を中断して以来、つねに心のどこかに引っかかっている想いがありました」と北米シリーズ参戦の理由を明かす。

「佐藤琢磨選手の活躍やさまざまなスポーツでの日本人選手の活躍を見ながら、もう一度、“夢”に向かって挑む気持ちが高まり再挑戦を決意しました」

「また、50歳を目前にした自分の挑戦が、クルマやモータースポーツならではの魅力やエネルギーを伝える一助になればと思います」

 レーサー鹿島が参戦するグローバルMX-5カップは3月23~25日、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開幕する。

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