空き店舗活用アワード 大賞に美容室 

 川崎市内の商店街で新たに開業し、地域を活性化させた商店などを表彰する市空き店舗活用アワード事業の表彰式が22日、同市役所で行われ、大賞に美容室「azzurro private salon(アズーロ・プライベート・サロン)」(中原区)の宮田一信さん(35)が選ばれた。

 宮田さんは2015年3月、東急線新丸子駅から徒歩1分のエリアに出店。「最後まで責任を持ってご案内したい」と、1日最大6組限定の完全予約制で営業する。サッカーの川崎フロンターレのホームゲームの際には地域の商店を盛り上げる企画を立ち上げるなど、「老若男女が楽しめるスポーツで街を盛り上げたい」と笑顔で話した。

 また、優秀賞には67歳ですし店を開業した「Sushi橋口」(川崎区大師駅前)の橋口勝男さん(68)、量り売り専門店「バルクフーズ元住吉店」(中原区)の伊藤弘人さん(53)が選ばれた。

 表彰状を手渡した福田紀彦市長は「皆さんの取り組みが、元気がないと言われる商店街を元気にする。次なる人たちを呼ぶ活躍を期待しています」とエールを送った。

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