【CKサンエツが東証一部上場】釣谷社長が鐘打のセレモニー、「地に足つけ着実な企業活動を」

 黄銅棒・線や配管継手などの事業会社を傘下に持つCKサンエツは22日、東京証券取引所第一部に上場した。同社は2017年3月に東証二部に上場しており、一部への指定替えで知名度を向上。優秀な人材の確保や企業価値のさらなる向上を目指す。同日東証で催された記念式典には釣谷宏行社長ら同社幹部が出席。一部への上場を通知する書面が贈られたほか、鐘打のセレモニーも行われた。

 釣谷社長は一部への指定替えを受け「創立100周年にあたる2020年までに東証一部上場を社員とともに目指してきた。これからも地に足をつけた着実な企業活動を続けていきたい」とコメント。今後の市場を見据えてめっき技術などを生かした事業領域の拡大を視野に入れている点や、持続的な成長に向けた後継者育成の重要性についても言及した。後継者の育成については「子会社の経営を任せるなどして次世代の経営陣を育成していきたい」とした。

© 株式会社鉄鋼新聞社