マイナー戦でサイクル達成のコンフォート 早期復帰の可能性も

左肩手術からの戦列復帰を目指してリハビリを続けているマイケル・コンフォート(メッツ)が、日本時間3月23日に出場したマイナーの試合でサイクルヒットを達成。順調な回復を見せており、日本時間3月24日のオープン戦に指名打者として出場する予定となっている。

打倒ナショナルズを目指すメッツに朗報だ。昨季、打率.279、27本塁打、OPS.939の好成績をマークしてチームで唯一オールスター・ゲームに選出されたコンフォートが、予想を上回るペースで回復しており、一時は絶望と見られていたオープン戦に出場できることになった。コンフォートは「しっかりリハビリやトレーニングに取り組んできたからね」と自身のコンディションに手応えを感じており、当初は5月1日が目標となっていた戦列復帰が早まる可能性も出てきた。

オープン戦ではなくマイナーの試合で調整を続けているコンフォートは、左腕から2本塁打を放った翌日、5打数4安打の活躍でサイクルヒットを達成。7イニングにわたってセンターの守備にも就き、攻守両面で調整が順調に進んでいることを大いにアピールした。「肩は特に問題ないよ。打つことも守ることもできている。あとはメジャーの試合に戻るだけだね」とコンフォート。このままのペースで調整が進めば、4月中に戦列復帰が実現する可能性もありそうだ。

コンフォートを欠くメッツは、レフトにヨエニス・セスペデス、センターにフアン・ラガレス、ライトにジェイ・ブルースが入り、ブランドン・ニモが控える外野陣で開幕を迎える見込み。コンフォートの復帰後は、コンフォートがセンターに入り、好守のラガレスは外野3ポジションのバックアップに回る。好守のラガレスと成長株のニモにはトレードの問い合わせも多く、コンフォートの復帰後にラガレスないしニモのトレードが検討される可能性もある。

絶対王者ナショナルズの牙城を崩すためには、リードオフマンとして強打を発揮したコンフォートの存在は必要不可欠。コンフォートの順調な回復ぶりはメッツにとってこの上ない朗報と言えるだろう。

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