OTODAMA甲子園新人戦「ちゃんぷるー」が県優勝 茅ヶ崎市

左から齋藤君、スィーヤウォンさん、須藤さん、藤井君

 神奈川の高校生バンド大会「OTODAMA甲子園2018新人戦」がこのほど、横浜のライブハウスBAY JUNGLEで開催され、南湖在住の齋藤暉(ひかる)君(16)が所属する藤沢総合高校軽音楽部の1年生バンド「ちゃんぷるー」(ドラム・齋藤君/ギターボーカル・スィーヤウォン麗さん/ギター・須藤詩織さん/ベース・藤井裕豪君)がグランプリに輝いた。

 神奈川の高校軽音部員で1年生を主体とするバンドを対象とした同大会。「どれだけオーディエンスの心を震わせられるか」をコンセプトに、元キマグレンのクレイ勇輝さんが主催する。今回は、音源審査を通過した23バンドが出場し、オリジナル曲で演奏技術などを競い合った。多くの出場バンドが軽快な曲を演奏する中で、スローテンポな曲に挑戦した姿勢や力強いボーカルラインなどが評価されグランプリを受賞。藤井君は「緊張もしたが、いつも通り演奏できた」と振り返る。

 「『ちゃんぷるー』はバラバラな性格のメンバーが一緒になったもの」と名付け親の須藤さん。作詞・作曲を手がけたスィーヤウォンさんは「練習した以上の演奏は本番でできない」と話し、昨年4月に結成したバンドは、意見を衝突させながらも大会に向け一丸となって練習に取り組んできた。

8月の本選へ

 グランプリに輝いた「ちゃんぷるー」は、8月下旬に鎌倉市由比ヶ浜海岸で行われる同大会の本選に出場する。本選は高校3年生が主体のバンドばかり。そこに1年生として参戦する齋藤君は「プレッシャーもあるが、結果が残せるようにベストを尽くしたい」と意気込んだ。

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