リカルドが痛恨のミス。ホームグランプリで3グリッド降格のペナルティ

 レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは、F1オーストラリアGP金曜FP2において赤旗が掲示された際に、定められた範囲のペースで走らなかったと判断され、決勝で3グリッド降格のペナルティを受けることが決まった。

 開幕戦初日午後のセッションで、コース上にデブリが見つかったため、赤旗が掲示された。その際にコースに出ていたリカルドのデータをスチュワードが詳しく調べた結果、彼がFIAのECUが提示したタイムの制限を守らずに走行していたことが分かった。

 リカルドによるとダッシュの表示を読み間違えたとのことで、わずかに定められたペースを超えてしまった。

 スチュワードは、リカルドがラップの終盤に大幅に減速していることを確認、危険な状況もなかったことから、通常よりも軽いペナルティとして、3グリッド降格とペナルティポイント2を科すことを決めた。
 
 その結果、リカルドは決勝で4番グリッド以下からスタートすることが決定、悲願の母国グランプリ優勝の達成が幾分困難になってしまった。
 
 Sky F1のレポーターであるテッド・クラビッツは、この裁定を批判、「ワイヤが落ちていたのはスタートラインの上で、リカルドはそこは通らずにピットに入るところだった。それによって3グリッド降格し、地元のドライバーを優勝から遠ざけるのは、不相応なペナルティだ」と述べている。

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