ジャイアンツに衝撃 バムガーナーが骨折で開幕出遅れ

2018年シーズン開幕まで1週間を切り、投手にとってはオープン戦最後の登板を迎える選手もいる。その中で1番注意したいのが故障であり、その程度によっては今季の成績を左右することもある。そんな中、ジャイアンツのマディソン・バムガーナーが左中指を骨折したという。

日本時間3月24日に行われたロイヤルズとのオープン戦に登板したバムガーナー。既に5年連続5度目の開幕投手に決定しており、今回の登板がシーズンに向けての最後の調整となるはずだった。初回の投球は二者連続三振を含む三者凡退、2回には本塁打で1点を失い、2死二・三塁とピンチになるも崩れることなく最小失点で切り抜けた。

たとえピンチを迎えても動じないエースの投球にシーズンへの期待も高まる。しかし、3回の投球時にアクシデントが起こる。この回のロイヤルズの先頭打者はウィット・メリーフィールドで前の打席は空振り三振に抑えられていた。対するバムガーナーはその初球、外角へ直球を投じるがメリーフィールドが打ち返したボールがバムガーナーを直撃。打球を拾おうとしたが投げることができずに内野安打となった。

その後、負傷退場となったバムガーナーは検査の結果、左手の中指骨折が判明し、4週間から6週間の離脱が決まった。昨年はシーズン中にバイク事故の影響で離脱したこともあり2年連続の負傷。エースを開幕から欠くことはチームにとって大打撃であり、それに加えて彼と同じく先発陣の一角を担うはずだったジェフ・サマージャの出遅れも決まっていることから開幕から前途多難なシーズンとなる。

ブルース・ボウチー監督も「彼らが戻ってくるまでベストゲームをしなければならない」とチームに起こった事態を受け入れて開幕に臨むことになる。エースを欠いたジャイアンツ。果たして今季の運命はいかに。

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