オープン戦最終登板の田中が6回途中1失点と好投

シーズン開幕まで残り6日となり選手達は最終調整の段階となる。先発投手にとってはオープン戦最後の登板となる。ヤンキースの田中将大は日本時間3月24日に行われたレッドソックスとのオープン戦で好投をみせてよい状態で開幕を迎えることができそうだ。

田中はこの試合前までに3試合に登板して0勝2敗 防御率11.25と結果を残せておらず開幕投手はルイス・セベリーノに譲る形となった。それでもアーロン・ブーン監督は「大事な場面は田中に任せたい」とコメントするなど信頼が厚く、開幕2戦目で先発することになっている。そして迎えた今回のレッドソックス戦では5回2/3を投げて1失点だった。

レッドソックスは同地区ということもあり対戦機会も多くなる相手。田中は2回まで三者凡退に抑える上々の立ち上がりをみせる。3回は先頭打者のイバン・デススJr.に本塁打を浴びて1点を失い、その後も安打で走者を背負うが後続を抑えてこの回を乗り切った。4、5回も無失点で抑えて迎えた6回はレッドソックス打線の中心、アンドリュー・ベニンテンディとラファエル・デバースに連続安打を浴びて1死一・二塁となるが次打者のサンディ・レオンを打ち取ったところで降板した。試合はヤンキース打線が不調でわずか5安打しか打つことでできず0対5と完封負けを喫した。

記録上は敗戦投手となり今季オープン戦では0勝3敗 防御率7.24なるも田中本人も穏やかな表情で試合を振り返っていた。これで最終調整を終えた田中は日本時間3月31日のブルージェイズ戦に向けて準備を進めていく。昨年は開幕投手を務めるも大炎上となったが、今年は白星でシーズンをスタートしたい。

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