「クイーン・エリザベス」長崎寄港 レストラン、プール…豪華な内装、優雅な旅

 英海運会社キュナードの豪華客船で“洋上の貴婦人”とも呼ばれる「クイーン・エリザベス」(9万900トン、全長294メートル)が24日、2016年以来2年ぶりに長崎港に入り、報道陣に公開された。
 客室デッキは12階建て。グランド・ロビーは1~3階の吹き抜けで、豪華な階段が配されている。さまざまなレストランやラウンジもあり、洋上や街並みの絶景と共に食事が楽しめる。
 英国の格式高いサービスにも定評があり、日本人スタッフによる細やかな対応も安心という。開放的な屋外のゲームデッキ、プール、スポーツジムでは体を動かせる。約6千冊の図書館やショッピングストリートもあるほか、映画やダンスショーなどの船内プログラムも多彩で、長旅を飽きさせない仕掛けが充実している。
 同客船は1月に英サウサンプトンを出発し、123日間のワールドクルーズの途中で長崎に寄港。半日停泊し、24日夜に上海に向け出港した。日本総代理店のカーニバル・ジャパン(東京)によると、2019年5月にも長崎に寄港する予定。

2年ぶりに寄港したクイーン・エリザベス=長崎港松が枝岸壁
船内のグランド・ロビーには吹き抜けの空間が広がる

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