〔霧島山(新燃岳)〕10日ぶり爆発的噴火、ごく小規模な火砕流も初観測(3/25)

活発な火山活動が続いている宮崎・鹿児島県境の霧島山(新燃岳)では、25日07:35頃にも爆発的噴火が発生し、噴煙高は火口縁上3200m、弾道を描いて飛散する大きな噴石は火口から800mにまで達しています。
また、08:45頃の噴火では、火口西側へごく小規模な火砕流が800m流下しています。火砕流の発生は2017年10月の噴火以降では初めてとなります。
なお、新燃岳で噴火が確認されたのは20日01:17頃から5日ぶり、爆発的噴火は15日14:13頃から10日ぶり、2018年47回目となります。

■降灰が予想される地域(気象庁、25日15:00まで)
【やや多量】
・宮崎県 :小林市、高原町
・鹿児島県:霧島市

【少量】
・宮崎県 :宮崎市、都城市、日南市、三股町

※降灰予報:予想降灰量とその対応
【多量】  厚さ1mm以上で、火山灰が巻き上げられ、視界不良となり、地面は完全に覆われる状態。不要な外出や車の運転は控えて。
【やや多量】厚さ0.1mm~1mmで、火山灰が降っているのが明らかに分かり、路面表示が見えにくくなる状態。傘やマスク等で防灰対策をして、車は徐行運転を心がけて。
【少量】  厚さ0.1mm未満で、火山灰が降っているのがようやく分かり、地面にうっすら積もる状態。

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