オフには最愛の伴侶を得た26歳が秘める想い
エンゼルスはもちろん、球界を代表するスーパースターとなったマイク・トラウト外野手。2011年に19歳でデビューした超有望株は、7年のメジャー経験を積んで、深みと幅を持ったメジャー選手に成長した。これまで、新人王を手始めにア・リーグMVP2回、球宴選出6回(うちMVP2回)、シルバースラッガー賞5回など輝かしい成績を残したが、まだ経験していないのがリーグ優勝、そしてワールドシリーズ優勝だ。
オフには高校時代から付き合っていたジェシカさんと結婚。最愛の伴侶を得て臨む新シーズンについて、直撃インタビューをした。人望に厚い好青年は、イチロー選手への想い、自身の人柄についても話をしてくれた。
――昨年12月7日に結婚。ご自身は結婚して何か変わりましたか?
「特に変わったことはないね(笑)。高校時代から11年付き合っていたから、特に何が変わったわけでもないかな」
――結婚式と同じ日に大谷選手の会見がありました。
「とても特別な日になった。ビリー(・エプラーGM)から電話があり、大谷獲得のために僕も色々と動いてきた。電話やFaceTime、メールを使って、どうしても彼が必要だと伝え続けてきた。実際に来てくれて本当に嬉しかったよ」
――今季エンゼルスはどうでしょう?
「スプリングトレーニングに来るのが、とても楽しみだったよ。大谷、キンズラー、アプトン、コザート。楽しい1年になるはずだ」
「楽しめなくなったらもうできない」、イチローは「野球を楽しんでいる」
――今季のご自身の目標を教えて下さい。
「(表に数字を書き入れながら)打率は……3割3分、ヒット……175本、ホームラン40本、打点120点、盗塁30。いいねえ(笑)」
――早くも殿堂入りは間違いなしと言われていますが、もし40歳まで現役となれば2031年。その頃には通算成績はどこまで伸びていると思いますか?
「打率は3割……3割1分といったところかな。そうだ、ちょっと予想してみてくれないか。……ヒットは3000本か。ホームランは650本! いいねえ!(笑)」
――今年イチロー選手は44歳でも現役続行しています。
「彼は本当にすごい。それだけ長い間コンディションを整えているということ、野球に向き合っているということ、そして楽しんでいるということ。僕の場合、楽しめなくなったら、もうできないと思っている。野球は楽しいもの。彼もそう感じていると思う。50歳までプレーしたいと聞いているけど、もし身体を維持できたら可能だと思う。何より、彼は野球を楽しんでいるんだろうね」
――最後に、ひと言で自分を言い表すとしたら。
「難しいな……でも『リスペクトフル』かな。リスペクトを得るために試合に臨むし、全試合に全力で臨んでいる。今までプレーしていた先人、周りの人にもリスペクトを忘れていないよ」
(Full-Count編集部)