「ひらど軽トラ市」盛況 商店街に20台出店 平戸市

 地元業者が軽トラックや軽ワゴン車の店を出し、水産加工品や海産物などを消費者に販売する「ひらど軽トラ市」が25日、長崎県平戸市中心部の木引田、宮の町の両商店街で初めて開かれ、市民らでにぎわった。今後、毎月第4日曜に開催する。
 郊外型大型店の出店などで厳しい経営状況が続く商店街のにぎわい創出を目的に、市や平戸商工会議所などでつくる実行委が企画。同市では、南部津吉地区で同地区まちづくり運営協議会が開いているのに続き2例目。今回は両商店街の約400メートルに計20台が出店した。
 オープニングセレモニーで実行委の早田悠次会長は「出店者や各店舗に商いの魅力を発揮してもらうことで、商店街の活性化につなげたい」とあいさつ。潮香保育園(鏡川町)の園児によるダンスや餅まきもあった。
 軽トラ市には焼きアゴ、かまぼこ、菓子、雑貨などを販売する車が並び、多くの人が買い求めていた。実行委は農水産物を販売する業者を募集している。問い合わせは実行委(電0950・22・3131)。

多くの人でにぎわった「ひらど軽トラ市」=平戸市木引田町

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