【新日鉄住金エンジ、北九州で高校生向け「研究応援プログラム」】東筑高校が総合優勝 「エコプラント」のコンテスト

 新日鉄住金エンジニアリング(社長・藤原真一氏)は24日、北九州市の北九州技術センターで、高校生向け研究応援プログラム「(情熱・先端Mission―E)エコロジープラントプロジェクト」の最終コンテストを行い、福岡県立東筑高校(北九州市)が総合優勝した。九州地区での同プログラム実施は、昨年に続いて2回目。

 ミッションは「廃熱を使った、未来の工場を設計せよ~」で、PCを一つの工場に見立てて、高校生にアイデアを競ってもらった。工場の機能を損なうことなく、廃熱を効率よく活用するエコロジープラントの設計・製作に加え、プレゼンテーション、コスト評価を審査対象にした。

 機能試験では(1)モデルカーに規定時間以内に何回運ぶことができたか(2)水に与えた熱量―を競った。参加したのは福岡県立小倉高校、福岡県立新宮高校、福岡県立東筑高校、福岡県立戸畑高校の4チームの生徒23人(女子3人を含む)

 主催者を代表して、総評の挨拶をした藤原社長は「実際にモノをつくるのは大変ということを、実感してもらったことがきょうの一番の成果。失敗して悔しい思いをした生徒さんもあると思うが、失敗を次にどう生かすかが重要。ポジティブに前を向いてほしい」とエールを送った。

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