YOUはどこから城へ? 城北RCが地図用掲示板寄贈 小田原市

設置に立ち会った城北RCの有志

 小田原城天守閣1階のホールに3月16日、世界地図・日本地図を貼るための木製掲示板が小田原城北ロータリークラブ(石崎孝会長)から寄贈および設置された。2種類の地図は4月上旬ごろまでに掲示し、小田原城を訪れた観光客にどこの国、どこの地域から来たかを示してもらうための掲示板だ。

 2020年の東京オリンピック開催を控え、小田原を訪れる外国人観光客は年々増加している。石崎会長はテレビ東京系列のバラエティ番組『YOUは何しに日本へ?』から着想し、クラブの奉仕プロジェクト委員会の大川裕委員長に検討するよう依頼した。掲示板の大きさは幅1m60cm、高さ80cm。クラブ会員の(有)一寸木建具が仕立て、「耐久性がある」というタモという木材を使用し制作された。掲示や集計は小田原市が行い、観光客がどこから来たかを示したデータをみて、「今後の小田原市の観光PR活動に活かしてもらいたい」というのがクラブの狙いだ。

 寄贈を受けた小田原城天守閣の諏訪間順館長は「観光客がどこから来ているかを知るためにいいものをいただいた」と話した。

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