パイレーツの18歳・サンチェスがホームスチール成功!

日本時間3月27日に行われたフィリーズとのオープン戦で、パイレーツの有望株外野手、ロロ・サンチェスがホームスチールを成功させた。守備シフトの弱点を突く見事な走塁に、クリント・ハードル監督も大喜びだった。

フィリーズが6点をリードして迎えた6回裏のパイレーツの攻撃。一死から連打で一、二塁のチャンスを作り、サンチェスは一塁走者のコリー・ディッカーソンの代走として登場した。アンドリュー・ナップの捕逸により二、三塁とチャンスが広がり、ショーン・ロドリゲスの犠牲フライでまず1点。二死三塁となったところで、フィリーズ守備陣は打席に入ったコリン・モランに対して内野手4人が大きくライト側に寄るシフトを敷いた。

その結果、三塁ベースはガラ空きとなり、三塁ベースコーチのジョーイ・コーラはリードを大きく取るように指示。そして、エドゥブレイ・ラモスが投球動作に入ろうとしたところで思い切りよくスタートを切り、見事にホームスチールを成功させたのだった。ハードルは「ジョーイ(・コーラ三塁ベースコーチ)がチャンスを見つけ、サンチェスがそれを生かしてくれたね」と大喜び。ちなみにサンチェスは昨季ルーキー級で51試合に出場して14盗塁を決めている。

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