欧州遠征で“厳しい現実”を突きつけられた日本代表 ハリル監督「難しいチャレンジが待っている」

本大会までに、その手腕が問われるハリルホジッチ監督 photo/Getty Images

日本代表は27日、キリンチャレンジカップ2018 in EUROPEでウクライナ代表と対戦。仮想ポーランド代表とした相手に苦戦を強いられ、1-2で敗戦を喫した。

前日会見でヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「選手たちに結果を求める」と述べていたが、日本代表はこの日、勝利という結果を残すことができなかった。ただハリルホジッチ監督は試合後、「この試合は負けましたが、前回のマリ戦よりも良いゲームができたと思う」と振り返りつつ「2、3回得点のチャンスがあったので、その良い形を得点につかげられなかったのが残念。まだ準備ができているとは言えないかもしれないけど、次回集まったときはより良い状態になっていることを期待している」と述べている。

そして「2つのテストマッチでしたが、そこで多くの選手を見た。また、レギュラーの選手で、今回呼べなかった選手もいる。なので、W杯のときにはより良いイメージの日本代表を見せられると思う」と話した上で、「我々は決意と意欲を持って、W杯へ向けて準備をしていきたいと思う。日本代表にとって大きな、そして難しいチャレンジが待っている。そこへ挑むためにしっかり準備したい」と本大会への意気込みを明かした。

怪我人の続出など、思うような選手が起用できなかったということもあるが、W杯まで3ヶ月を切ったこの欧州遠征で、本大会を想定した相手に“厳しい現実”を突きつけられることとなってしまった日本代表。現時点ではまだ選手を試す段階にあるが、ロシアW杯開幕までにどれだけチームを研ぎ澄ますことができるのか。ハリルホジッチ監督の手腕が問われるかもしれない。

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