宮ヶ瀬ダム 4月から観光放流スタート 管理用階段を月1回開放 愛川町・清川村

過去の宮ヶ瀬ダム観光放流の様子

 地域振興を目的に2002年度から始まった「宮ヶ瀬ダム観光放流」が、今年も4月から11月まで行われる。放流は毎週水曜日、第2日曜日、第2・4金曜日に行われ、時間は午前11時と午後2時の1日2回。この他にイベント放流もある。さらに今年度は毎月1回程度、観光放流にあわせてフーチング階段(ダム管理用階段)の開放も行われる。

 昨年度10万人以上の来場者を記録した宮ヶ瀬の観光放流。人気の理由はその迫力にある。2つの放流管から流れ出る水の量は毎秒30㎥。高低差70mのダイナミックな人口瀑布は圧巻。

 相模川水系広域ダム管理事務所によると、宮ヶ瀬ダムの下流には石小屋ダムがあり、観光放流は石小屋ダムの湖に水を落としているだけで、水を無駄にしているわけではないという。

 同事務所がすすめる観光放流を楽しむ絶景ポイントは「ダム堤体正面の橋の上」「エレベーターよりの堤体出口付近」「新石小屋橋」の3カ所。見え方や迫力の違いを楽しんでみては。

 また、今年度から毎月1回(8月は3回)開放されるフーチング階段は、職員が点検等で使用するダム堤体脇の階段。通常は一般には開放されておらず、高低差124・5m、段数は510段と、登りごたえ満点。ダムの大きさを実感できる。階段の開放時間は午前10時から午後3時まで。

 放流の日程や階段の開放日は同事務所ホームページ(http://www.ktr.mlit.go.jp/sagami/)で確認できる。詳しくは【電話】046・281・6911へ。
 

© 株式会社タウンニュース社