《三越前》「ル・ショコラ・アラン・デュカス」の東京工房がオープン

16種類あるボンボン・ショコラ

 フランス料理のシェフ アラン・デュカス氏がプロデュースするチョコレートショップ「ル・ショコラ・アラン・デュカス東京工房」が26日(月)、中央区日本橋本町にオープンしました。

 デュカス氏は1990年、史上最年少の33歳で三つ星シェフに。その後、料理に打ち込みながらも、ショコラスイーツの世界への夢を持ちつづけ、2013年にパリで、カカオ豆からショコラ完成までにこだわったショコラ工房を開きました。東京の工房はパリ以外では初めてのものとなります。

 「ル・ショコラ・アラン・デュカス東京工房」は、1階に売り場と工房、2階はさまざまなショコラメニューを楽しめるカフェ。カフェはガラス張りになっているため、1階にある工房でのショコラ制作作業を眺めることができます。

8mものベルトコンベヤー上で、次々とボンボン・ショコラが作られていきます

 工房の棚には、世界中から厳選して集めたカカオ豆から加工されたクーベルチュールチョコレートが、大きな板チョコとなって、ずらりと並んでいます。フルーツをチョコレートコーティングする過程や、8mのベルトコンベアに乗ったチョコレートが流れていく様子を見ることができます。

 1階では、産地の違うカカオ豆の味にこだわった3㎝四方のガナッシュ・オリジン3種(マダガスカル、ペルー、ジャワ)や、やわらかな口溶けのガナッシュ・グルマン7種(ライム、フランボワーズ、トンカ豆、プルーン&アルマニャックなど)、ヘーゼルナッツやアーモンドなどをキャラメルでコーティングしたプラリネ・ア・ランシエンヌ6種(ココナッツ、ピスタチオ、オ・レ・クラッシュヘーゼルナッツなど)、フレークとドライフルーツをショコラでコーティングしたロックなどショコラを購入できます。

 これらのショコラを口に入れると、コーティングされたチョコレートが舌の上で溶けていくまろやかさと、それぞれの食感が堪能できます。

左から、焼き菓子、ドラジェ、ロック、ミルフィーユ・トゥ・ショコラ、ボンボン・ショコラ

 カフェでは、日本だけのオリジナルなデザートが味わえます。「ムース・オ・ショコラ」は、デュカス氏がブレンドしたクーベルチュールチョコレートを使ったムースの上に、大きくロール状に削ったチョコレートがたっぷりのっています。

「ムース・オ・ショコラ」のムースは、甘すぎず、舌触りがなめらか

 フランスから届くクーベルチュールチョコレートは、産地や品種が違うカカオ豆を単品あるいはブレンドして作った27種類。どれもこだわりのものばかりで、工房でさらにおいしく姿を変えていきます。

 お花見などのお出かけに、甘くてなめらかなショコラをお供にしてみてはいかがでしょうか。

ル・ショコラ・アラン・デュカス東京工房

所在地:中央区日本橋本町1-1-1

営業時間:午前11時~午後8時

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