子ども会議が川崎市長へ活動報告 「街の良さ世界に発信」

 子どもたちが街づくりなどを考える「川崎市子ども会議」の2017年度メンバーらが27日、市役所を訪れ、1年間の活動について福田紀彦市長に報告した。テーマ学習や、継続してきたペットボトルキャップの収集、ポスターでの啓発活動を説明した。

 市内在住・在学の小学3年生から高校3年生までの男女12人が活動。テーマ学習は過去4年間、「たばこに関する分煙学習」が主題だったが、17年度はがらりと変え、「川崎市の良い所探し」になった。

 16年度に青森県の子どもたちと交流した際、自分たちの街の良さを堂々と語る姿に感銘を受けたという。代表の山本純慈さん(18)は「ちょっと悔しかった。川崎市の良さを考えたかった」とメンバー間で定期的に話し合ってきた。

 亀井鏡介さん(16)が「街の良さを世界に発信したい。提案できるようにもっと議論していきたい」と宣言すると、福田市長も「僕が言うよりも、みんなが言う方が説得力がある。良いことを発信してもらえれば」と期待を寄せていた。

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