台風3号北上中 小笠原諸島は雨や高波に注意

29日午前3時の台風3号の位置と今後の進路予想。

 台風3号はフィリピンの東海上を北上している。今後は発達しながら週末にかけて、は進路を北東に変えて進む見込み。小笠原諸島では断続的に降る雨や強風、高波に注意が必要となる。

 今月25日に日本のはるか南海上で発生した台風3号は、29日午前3時現在、フィリピンの東海上にあって1時間に約15キロの速さで北に進んでいる。
 中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルとなっている。
 今後台風は発達しながらゆっくり北上し、あすにかけて風速25メートル以上の暴風域を伴う見通しだ。あす以降は次第に進路を北東に変えて、日本のはるか南の海上を東寄りに進む見込みだ。

 台風の北上に伴い、小笠原諸島ではきょうから台風の北側の縁辺の雲がかかり、断続的に雨となる見込みだ。次第に風も強まり、小笠原諸島は伊豆諸島の海上ではうねりを伴う高波に注意が必要だ。台風の動きが遅いため、週明けにかけて影響が長引くおそれがあり、今後の進路に注意が必要となる。

海開きシーズンの沖縄も高波に注意

 沖縄は海開きのシーズンを迎えているが、台風から遠く離れた沖縄の海上にもうねりが入っている。4月1日は沖縄本島や宮古島など、多くのビーチで海開きが予定されている。週末の海のレジャーは台風が離れている沖縄でも高波に注意が必要だ。

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