関東や東海で「夏日」予想 季節外れの暖かさはきょうがピーク 今後も4月中・下旬の暖かさ続く見込み

29日の予想最高気温の分布。

 きょう29日は東・西日本は晴れて気温が上がり、日中は東京都心、名古屋、京都などで25℃を超え、2日連続で最高気温25℃以上の「夏日」となるところもありそうだ。

 29日は北海道付近を寒冷前線が通過した後、今夜にかけてゆっくりと北・東日本を南下する見込みだ。東北や北陸の午後は次第に雨の降るところがある。北日本は濃い霧に注意が必要だ。

 日中は、東・西日本を中心に晴れて気温が上昇し、最高気温が25℃以上の夏日となる地域がある見込み。
 北・東日本の雪の多い地域では、なだれや融雪による土砂災害、低い土地の浸水や河川の増水に注意が必要となる。

 きのうは関東で今年初の夏日を観測し、前橋や水戸の桜は開花から4日で満開となった。北海道も記録的な暖かさとなり多くの地点で3月の最高高温の記録を更新した。
 北日本はきのうよりは気温が低くなるが、東・西日本はきょうも日中は上着いらずの気温となりそうだ。

■29日の予想最高気温
 札幌  10℃(4月上旬並み)
 仙台  23℃(6月下旬並み)
 東京  25℃(6月上旬並み)
 名古屋 26℃(5月下旬並み)
 京都  26℃(5月下旬並み)
 大阪  23℃(5月上旬並み)
 福岡  21℃(4月下旬並み)
 那覇  25℃(4月下旬並み)

 各地の5月~6月並みの陽気は、きょうがピークとなるが、週末以降も4月中・下旬並みの暖かさが続く見込みとなっている。

全国の週間天気予報。

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北日本に黄砂飛来_

 きのうは国内で今年初めて、北海道や青森で黄砂が観測されたが、きょうも午前5時までに北海道や青森では黄砂を観測している。
 北海道や東北では夜にかけて黄砂が飛んでくる可能性があり、敏感な方は注意されたい。また、洗濯物や車の洗車のタイミングなども気をつけたい。

(気象予報士・崎濱綾子)

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