森の中で元気よく合唱 「ムッレ園ぽっぽ」発表会 雲仙

 スウェーデン発祥の環境教育「ムッレ教育」を実践する「森のムッレ園ぽっぽ」(桑田久美子園長)の発表会が27日、活動拠点の雲仙市瑞穂町のみずほの森であり、園児6人が歌や劇などを披露した。
 ムッレ教育は自然の中で学ぶプログラムで、四季を通じて草木や動植物と触れ合う。「ぽっぽ」は2015年、日本初の森を拠点とした野外保育の実践場所として設立された。
 3~5歳の園児が、木々に囲まれた“ステージ”で合唱や、音楽に合わせ木をたたく演奏を披露。5歳児の3人は「3匹の子ぶた」をかわいく演じ、保護者らは大きな拍手を送った。同市国見町の前田結南ちゃん(5)は「劇も歌もうまくできた。森の中で遊ぶのは楽しい」と笑顔を見せた。

森の中で合唱する園児=雲仙市瑞穂町、みずほの森

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