近年はマンチェスター・ユナイテッドのダビド・デ・ヘア、バイエルンのマヌエル・ノイアーなどが世界最高のGKと称賛されてきたが、その序列も大きく変わってきているのかもしれない。
かつてローマで長くプレイし、イタリア代表でも戦った経験を持つ元GKパオロ・コンティ氏は、ローマのGKアリソン・ベッカーこそ現世界最高のGKだと絶賛している。アリソンには今も欧州のビッグクラブが目をつけているが、伊『Radio Centro Suono』によればコンティ氏は値段がつけられないほどビッグな選手になったとアリソンの印象を語っている。
「アリソンは今間違いなく世界最高のGKだよ。市場で値段をつけるのは不可能さ。私は以前からアリソンを素晴らしい選手だと言ってきたが、今ではプライスレスだ。彼は優れた知性、相手の動きを予測する力がある。彼にはスーパーセーブが必要ないんだ。ポジショニングが良いからね」
GKはスーパーセーブを見せた数だけ評価されるが、味方を巧みに後方からサポートして良い形でシュートを打たせないことの方が重要だ。アリソンはブラジル代表でもマンチェスター・シティGKエデルソン・モラレスを抑えて守護神の座に就いており、現世界最高と評価しても間違いではないのだろう。
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