気象庁は29日、向こう1か月の天候の予想を発表した。4月の平均気温は北日本から西日本にかけての広い範囲で平年を上回る可能性が50%から70%と高くなっている。一方、沖縄・奄美は平年並みの気温となる可能性が高い。
ただ、気温の予想を詳しくみると、来週は気温がかなり高くなるが、4月7日以降は冷たい空気が流れ込み、季節を先取りしたような暖かさにブレーキがかかる見通し。4月下旬は再び、気温が高くなるとみられ、来月は気温のアップダウンが大きくなりそうだ。
<4月前半も西・東日本は晴れの日多い>
今後しばらくは高気圧に覆われやすく、西・東日本と沖縄・奄美では平年と比べ晴れの日が多くなる見通し。ただ、4月後半は一転して、本州付近に前線が停滞する予想で、くもりや雨の日が多くなる可能性がある。今後の天気の変化に注意したい。(気象予報士 片山由紀子)