イタリア代表に興味なし? 名将アンチェロッティ、プレミアリーグのオファー待ちか

現在フリーで、引く手数多のアンチェロッティ氏 photo/Getty Images

現在、チームの再建を託す正式な監督を探しているイタリア代表だが、新指揮官候補に浮上しているカルロ・アンチェロッティ氏がその座に着くことはなさそうだ。

ロシアW杯・欧州予選のプレイオフでスウェーデン代表に敗れ、60年ぶりの予選敗退を味わうこととなったイタリア代表。EURO2016後からチームを率いていたジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督を解任し、ルイジ・ディ・ビアージョ監督が暫定的にチームを率いている。

一方、アンチェロッティ氏は2016-17シーズンにバイエルン・ミュンヘンの指揮官へ就任。初年度はブンデスリーガ5連覇を成し遂げたが、今季は序盤戦から苦戦を強いられ、思うような成績を残すことができず。チャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦で0-3の完敗を喫したことで、昨年9月に成績不振により解任されていた。

伊『ITA Sport Press』などによると、アンチェロッティ氏は代表よりも長い時間チームに関わることができるクラブで、監督業を再開すること望んでいるという。中でも、アーセン・ヴェンゲル監督の長期政権に終止符を打とうとしているアーセナル、以前からアントニオ・コンテ監督の退団が噂されていたチェルシーなど、プレミアリーグが新天地の有力候補となっているようだ。

なお、そのコンテ監督もイタリア代表の次期監督候補に挙がっている。しかし、パリ・サンジェルマンが彼の招へいを画策していることから同メディアは、イタリア代表の新指揮官はロベルト・マンチーニ監督が最有力との見解を示している。

引く手数多の名将アンチェロッティは、どのチームを率いることとなるのか。そして、サッカー大国イタリアの再建は、誰が任されることとなるのか。今後の動向にも注目が集まる。

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