県議会定数 川崎区、再び定数3に 来春の統一地方選から 川崎市川崎区・川崎市幸区

 神奈川県議会の議員定数等検討委員会で進められてきた来春の県議選における選挙区の定数見直しについて、議会は3月23日に行われた本会議で2増2減となる条例改正案を可決した。

 今回の改正は2015年国勢調査の結果を踏まえた知事告示による人口に基づいて精査。このうち、南足柄市選挙区と足柄上選挙区を合区して「南足柄市・足柄上」選挙区の定数を1人、横浜市港南区選挙区の定数を1人減にした。一方、川崎市川崎区選挙区と高津区選挙区の定数がそれぞれ1人増となることになった。これにより、川崎区、高津区の定数はそれぞれ3人となる。県議会議員の総定数は105人で変わらない。

 川崎区では2011年の県議選で定数が3だったが、前回(2015年)の選挙では1減となっていた。これにより、同区は横浜市港南区より人口が多いにもかかわらず定数が1少ない、いわゆる ”逆転現象”が続いてきたが、今回の改正により、解消されることになる。

 今改正が定数だけでなく、選挙区の区域変更も伴ったことから、次期選挙までに約1年間の周知期間を確保すべきと、今議会に提案された。

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