【戦評】3本塁打などで効果的に得点したカブスが白星発進

【カブス8-4マーリンズ】@マーリンズ・パーク

2年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すカブスが、マーリンズ投手陣にイアン・ハップの先頭打者本塁打を含む3本塁打を浴びせ、8対4で快勝。開幕投手のジョン・レスターが4回途中で降板する誤算もあったが、リリーフ投手陣が好投し、マーリンズに一度もリードを許さなかった。

2018年レギュラーシーズン最初の試合となった一戦に、カブスはレスター、マーリンズはホゼ・ウーレイナが先発。1回表にカブスの先頭打者・ハップが初球をライトスタンドへ叩き込むというド派手な幕開けとなった。ハップの一発でリズムを崩したのか、ウーレイナは初回から3死球を含む5つの四死球を与える不安定なピッチングでいきなり3失点。2回表にはアンソニー・リゾーにも一発を浴びた。

一方のレスターもピリッとせず、初回にブライアン・アンダーソンのタイムリーで1点を返されると、3回裏には無死一、三塁のピンチを背負い、内野ゴロと2本のタイムリーで3失点。マーリンズが4対4の同点に追い付いた。

しかし、カブスは直後の4回表に、ウィルソン・コントレラスが三塁線を破るタイムリー二塁打を放って勝ち越しに成功。7回表にはカイル・シュワーバーのソロとトミー・ラステラの2点タイムリー二塁打で3点を追加し、試合を決めた。

レスターが4回途中で降板したカブスは、1回2/3を無失点に抑えて勝利投手となったスティーブ・シーシェックを筆頭に、5人のリリーバーが合計5回2/3を投げて無失点リレーを展開。マーリンズに試合の主導権を渡さなかった。なお、マーリンズの田澤純一は5番手としてマウンドに上がり、2イニングを無失点に抑える好投を見せた。

カブスのジョー・マドン監督は「試合を通じて打線がよく振れていたね」と効果的に得点した打線の頑張りを称賛。なかでも「シーズンの初球に対して、素晴らしい仕事をしてくれた」とシーズン初球本塁打のハップの働きを絶賛していた。

© MLB Advanced Media, LP.