“癒しの歌姫”サラ・オレインの新曲がテレビ東京系新番組「池上彰の現代史を歩く」のエンディング・テーマ曲に決定

池上彰氏が自ら“ライフワーク”と位置づける新番組「池上彰の現代史を歩く」(テレビ東京系4月8日スタート)のエンディング・テーマに、オーストラリア出身、1/fゆらぎをふくむ3オクターブを越える歌声で話題のアーティスト、サラ・オレインが歌う新曲「明日のMemory」(あすのメモリー)が起用されることが発表となった。

様々なテレビドラマや映画の音楽制作で知られ、日本を代表する作曲家の一人、渡辺俊幸氏が楽曲を制作。渡辺氏の熱烈なラブ・コールでサラ・オレインが同曲を歌うことが決定し、サラが日本語の歌詞を乗せて「明日のMemory」は完成。楽曲タイトル「明日のMemory」もサラが考えたもので、「未来にとっての過去=今」を塗り替えることで、「明日にとっての素晴らしい過去」を作ろう、というメッセージを込めている。元々英語が母国語であるサラにとって日本語詞制作はチャレンジだったが、池上彰氏も「あらためて、私たちはこういう番組を作ろうとしていたんだ、ということを自覚することが出来た」と絶賛する出来栄えとなった。

「明日のMemory」のレコーディングは3月中旬の都内スタジオで行われ、番組の海外ロケから帰国したばかりの池上氏も空港からスタジオに駆けつけた。池上氏が見守る中で、サラは楽曲を熱唱し、その歌声を聴いた池上氏は「心を揺さぶられるとはこういうこと」と感激を表した。レコーディングの合間には、2人はサラの出身地であるオーストラリアの歴史やオーストラリア先住民のことや、サラが日本に来くるきっかけとなった大好きな小説である三島由紀夫の「金閣寺」の話などを話していた。

このレコーディングの模様は、番組スタートに先駆けて4月1日(日)16:00~17:15に放送されるキックオフ番組で紹介される。「池上彰の現代史を歩く」は4月8日(日)からスタート。また「明日のMemory」は4月25日(水)からハイレゾを含む各種配信サイトで販売されることも決定している。

■エンディング・テーマ「明日のMemory」を歌うサラ・オレインのコメント

・新番組「池上彰の現代史を歩く」のエンディング・テーマに起用された感想はいかがでしょうか?
『池上彰さんの番組はいろいろ興味深く拝見していました。その池上さんがご自身のライフワークと仰っている報道番組の作詞と歌唱を担当させていただくなんて本当に光栄です。』

・「明日のMemory」の歌詞について。
『日本語で歌詞を書くことは私の新たなチャレンジでした。
最初「現代史を歩く」という番組名から浮かんだ言葉は、"walk with me"という英語のフレーズで、これは入れたいがあとはできる限り日本語で頑張りました。「人間の歴史の過去と現在、未来への思いを歌詞で表したい」という率直な気持ちで書けたと思います。
出だしのメロディを聴いた時「何度も」という言葉が浮かんできて、「何度も何度も人間は同じ誤ちを繰り返すのだろう。」とイメージが広がり、何処へ行けば、何を目指せば、自分の理想の世界に続くのか、そして「共に向き合って歩んで行こう」をサビにしたいなと思いました。「明日のmemory」というタイトルは突然降りてきて、「明日」と「メモリー」って時間の逆の方向を表している言葉ですが、それこそ希望を表しているんじゃないかなと。過去は塗り替えられないものですが、過去に向き合ってこそ今がある。もっと素晴らしい未来のためには「今」を塗り替えて、それが「明日にとっての悔いが無い過去」になるはず。未来への記憶となる過去への思いをタイトルにしたいと思いました。』

・レコーディングの感想を教えて下さい。
『作曲の渡辺俊幸さんとのレコーディングはとてもスムーズにいきました。さらに嬉しかったのは、池上彰さんに「本当にこの歌詞のような番組にしなくてはいけないと思いました。」と仰っていただいたことです。池上さんの前で歌ったテイクが一番良くてほぼ番組で使われることになりました。』

・初の報道番組のテーマ曲になった感想を教えて下さい。
『放送がとても楽しみです。世界の現代史にスポットライトを当てた素晴らしい番組のテーマ曲の歌詞を作り、歌うことができるなんて本当に喜びです。世界を歩く報道番組ですから、私も数カ国語を話せますので、いつか池上さんと一緒に歴史を歩かせていただけたら嬉しいなと、夢見ています。』

■新番組「池上彰の現代史を歩く」の案内人・池上彰氏のコメント

・「明日のMemory」を聞かれての感想はいかがでしたでしょうか?
『この音楽は不思議な言い方ですけど、荘重さがあるけれど、どこかに軽快さがあります。そしてサラ・オレインさんが付けてくださった歌詞というのが本当に素敵で。歌詞を見せていただいて、「過去を見つめて、そして私たちは未来を見つめなければいけない」ということをあらためて感じ、「そうだ、私たちはこういう番組を作ろうとしていたんだ」ということを自覚することが出来ました。とても素敵な曲が出来上がったと思っております。』 

・サラさんの歌声はいかがでしたでしょうか?
『もう透き通るというか、すごいですよね。なんだろう。元々CDで聴かせていただいていましたが、実物を聴くとものすごいですね。心を揺さぶられるというのはこういうことだな、と思いますね』

■「明日のMemory」を作曲した渡辺俊幸氏のコメント

・サラさんを起用した理由を教えて下さい。
『サラさんの歌声は、元々車でラジオを通してとか耳にはしていたんですけど、服部克久先生のコンサートでサラさんが実際に生で歌っているのを耳にしたときに、ピッチもいいし、声が美しいし、「こんな歌い手が日本にいらしたんだな」とすごく感動しました。それで今回の番組のお話があったときに、「ぜひサラさんでいきたい」と直感で思って、それでお願いした、というのがいきさつです。
また、私自身は「作曲家として、常にワールドワイドな音楽を制作したい、発信していきたい」という思いがある中で、歌い手の方ということになると、なかなかそれに相応しい人を日本で探すのは非常に難しい、と常に感じています。その中でサラさんは特筆すべく、数少ない歌手で、元々英語圏の中で生まれ、ワールドワイドに発信していくには相応しい歌いまわしや感性など、力量を持っていらっしゃる。それでいて、日本語も非常に上手で、完璧に発声できるところも特筆すべきアーティストで、今回本当に出会えてよかったな、と思っております。』

・曲にはどういった思いを込められたのでしょうか。
『やっぱり池上さんを中心にしたニュース、というイメージはある意味硬派な番組ですよね。この番組の中では、歴史を振り返りながら、やはり歴史の暗い部分や人々の痛み、というものがテーマとしてどうしても描かれていくであろう、と。そういうことも包含しながらも未来に希望があるという、番組が元々持っているテーマを頭に置きながら、地球というのか、大きな世界をまず描こうと思いました。そして希望を最後には感じられるような曲にしたい、という思いを込めて作りました。』

【サラ・オレイン:バイオグラフィ】

オーストラリア出身。ヴォーカリスト、ヴァイオリニストにして、4ヶ国語を操るマルチリンガル。シドニー大学を音楽・言語学の最高点で卒業、東京大学に留学。2012年メジャーデビュー。その歌声には「f分の1ゆらぎ」と呼ばれる癒しの波長がある。発表された5つのアルバム全てはオリコン等で高い評価を受ける。障がい者のための施設「太陽の家」50周年記念式典にて天皇皇后両陛下の御前で国家歌唱。映画、テレビドラマのテーマ曲の作曲、作詞、歌唱などにも数多く携わる。NHK英語番組レギュラー、ラジオパーソナリティ、報道番組ゲストコメンテーター、JALグローバルキャンペーン等のコピーライター、東京藝術大学の特別講師など多彩に活躍。オーストラリア政府主催「オーストラリアnow」親善大使に就任。

■番組概要  

【タイトル】
日曜ゴールデンの池上ワールド 
池上彰の現代史を歩く 
~Walking through Modern History~

池上彰が、いよいよテレビ東京の日曜ゴールデンのレギュラー番組に登場します。池上自ら「ライフワーク」と位置づける「池上彰の現代史を歩く」です。池上は「歩く」にこだわっています。好奇心旺盛な女優やタレントとともに国内外現代史の現場を歩き、今起きているニュースとの結びつきを分かりやすく解説します。現代史を知り尽くした池上とゲストが楽しいやりとりを繰り広げながらニュースの本質に迫ります。またこの番組は、現場で食文化を見つけたり、書籍や映画、音楽を持ち出したり、“激動の現代史”の背後に隠された面白さを見つけ出します。

【放送枠】 日曜よる *初回放送は4月8日(日)よる6時30分から ※初回は3.5時間SP(18:30~21:54)
【出演者】〈案内人〉池上彰、〈ナレーター〉宮本隆治
【初回放送予定】「朝鮮戦争は終わっていなかった」

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