珠算の腕、日米で競う コンテストに小学生140人

 日米の小学生が珠算の腕前を競う「日米小学生そろばんコンテスト」が29日、横須賀市日の出町のヴェルクよこすかで開かれた。県内にある米軍基地内のアメリカンスクールや、各地のそろばん教室に通う計約140人が参加した。

 子どもたちは、紙に書かれた数字を計算する「見取り算競技」に続き、英語で読み上げられた数をはじく「英語読み上げ算競技」に挑戦。単位は「円」ではなく「ドル」が使われ、国際的な雰囲気に。上級生は10桁以上の計算に取り組み、真剣な表情でそろばんに向き合っていた。

 そろばんを始めて1カ月というアメリカンスクールのマダリン・ブリッグスさん(7)は、初めてのコンテストに「少し緊張した」と振り返り、「そろばんは難しいけれど、いろいろ学べてやりがいがあるから好き」と話していた。

 コンテストは、全国珠算教育連盟神奈川県支部などの主催で20回目。

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