古巣復帰のイチローに大歓声 チームは接戦を制す

【インディアンス1-2マリナーズ】@セーフコ・フィールド

2012年以来6年ぶりにマリナーズに戻ってきたイチローが、日本時間3月30日に行われたインディアンスとの開幕戦に「9番・レフト」で先発出場。試合開始前のセレモニーで紹介された際には球場全体が大きく沸き、第1打席はスタンディング・オベーションで迎えられた。内野ゴロと空振り三振で2打数ノーヒットに終わり、8回表の守備から退いたものの、シアトルが球界誇るレジェンドの18年目のシーズンが無事に幕を開けた。

試合のほうは、マリナーズ先発のフェリックス・ヘルナンデスが6回途中まで無失点の力投を披露し、インディアンス先発のコリー・クルーバーもマリナーズ打線をネルソン・クルーズの1号ツーランにより2点のみに抑えて8イニングを完投。7回表にインディアンスがヤン・ゴームスの犠牲フライで1点を返し、試合終盤まで手に汗握る展開が続いたが、最後はマリナーズのクローザー、エドウィン・ディアスが自ら招いた一死一、三塁のピンチを連続三振で切り抜け、チームに開幕戦勝利をもたらした。決勝弾を放ったクルーズは「(クルーバーの)数少ない失投を捉えることができた」と満足げ。勝利投手となったヘルナンデスは「自分の仕事をやり遂げることができた」と誇らしげに話していた。

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