核兵器廃絶の署名活動に取り組む高校生らが30日、韓国に向けて出発した。4月2日までの4日間で在韓被爆者や現地の高校生と交流し、韓国南東部・陜川(ハプチョン)の原爆資料館を訪問する。
高校生の韓国派遣は市民団体「高校生平和大使派遣委員会」が2003年から毎年実施。今年は7道県から計26人、長崎からは「韓国派遣高校生平和大使」の高校生5人のほかに「県被爆者手帳友の会」の被爆者2人ら計10人が訪問。現地で韓国の高校生と一緒に核廃絶を訴える署名活動も行い、世界の核廃絶と朝鮮半島の非核化を訴える。
長崎市尾上町のJR長崎駅かもめ広場で出発式があり、岩室玲香さん(16)は「長崎で行っている署名活動を韓国で広めていきたい」と決意を述べた。被爆者の三田村シズ子さん(76)は「戦争加害者、被爆者の立場として原爆を伝え、核廃絶を訴える。朝鮮半島には光が見えている」と話した。
高校生平和大使ら韓国へ 2日まで被爆者や若者と交流
- Published
- 2018/03/31 00:21 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 14:37 (JST)
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